プログラマー未経験者が転職するなら、スクールに通うことがおすすめです。
スクールに通うときに重要になることの1つが、どのプログラミング言語を選択するかということです。
初めて学ぶプログラミング言語の選択を誤ると時間を無駄にしてしまうどころか、途中で挫折してしまってプログラマーへの道を諦めるという結果になってしまうこともあります。
この記事では初心者の人におすすめでかつ転職にも役立つプログラミング言語の選び方を紹介します。

ランキングが参考になる

プログラミング言語選びの参考になるのが、ランキングです。
2019年最新のランキングを見てみますと、総合点一位はRubyとなっていました。
Rubyは将来性と学びやすさ、平均年収が上位に来ています。
2位はPythonで、年収と将来性がトップクラスです。
PythonもRubyほどではないものの習得難易度が低く初心者向けです。
プログラマーの転職では年収を重視してしまいがちですが、将来性や学びやすさ、求人数のほうが重要ですよ。
なぜなら、未経験からプログラマーになっていきなり平均的な年収を得られることはほとんどないからです。
平均的な年収を得られるようになるまでは5年～10年程度かかるかもしれません。
なので、初めて学ぶプログラミング言語は必ずしも平均年収が高い言語を選択する必要はないのです。
最新のランキングだけでなく、過去3年分くらいのランキングもチェックしてみてください。
過去のデータとも照らし合わせることで、安定して上位にランクインしつづけているプログラミング言語がどれなのかがわかります。

日本人に人気のプログラミング言語

プログラミング言語別年収ランキングを見ていたら、Goが一位になっているサイトを見つけました。
Goは海外ではかなり人気が高いようですが、日本ではそれほど求人数がそれほど多くありません。
いくら海外で人気が高いプログラミング言語でも、日本で求人が少ないと転職で不利になりますよね。
海外で働くことを希望している人でもなければ、PythonやRubyを選択することのほうがおすすめです。
プログラマーへの転職を目指している人は、「あえてプログラミングを勉強しない」という選択肢もあります。
その代わりに、基本情報技術者試験などのより一般的な勉強をすることに時間を使うのです。
会社によってはJavaなどの開発を人件費の安い海外に委託して、自社では開発しないというところがあります。
そのような会社の面接では、基本情報技術者のようなより一般的な資格を持っていたほうが有利に働くこともあります。
アルバイトでもいいからすぐ働きたいという人には、PHPやJavaScriptがアルバイト案件が多いのでおすすめです。

javaは初心者向けではない？

開発現場で最も使われているのがjavaです。
求人数ランキングでもjavaは一位になっていることが多いですね。
しかしそのわりに、総合点ランキングでは5位以下になっています。
その理由の1つが、海外委託により安価に開発することができるということになるでしょう。
javaは世界的に技術者の数が多いので、人件費の安い海外に委託しやすいのです。
日本は人件費が高いことで有名ですので、いずれ海外委託がメインになる可能性もあります。
そうなったときのために、プラスアルファの技術を磨いておくことも重要ですよ。
上級エンジニアになるためには対人スキルを磨いておくことが重要です。
スクールに通うときにも、勉強をするだけでなくできるだけたくさんの人とコミュニケーションをとるように心がけましょう。
お互いにわからないことを教えあったり、情報交換をしたり、スクールは対人スキルを向上させる場所でもあります。
javaは習得難易度が高く、初心者向けではありません。
初心者の人が最初にjavaを選択したら、プログラミングの楽しさを味わえる前に挫折してしまう可能性もそれなりに高いです。

PythonもしくはRubyがおすすめ

結論として、初心者の人にはPythonもしくはRubyがおすすめです。
人工知能という分野ではPythonがほとんど独壇場です。
これからの時代、人工知能の重要性が増していくと予想されているので、Pythonは将来性もトップクラスでしょう。
Web業界に就職したいなら、Rubyがおすすめですね。
Rubyとよく比較される言語としてPHPがありますが、求人数の多さで言うならPHPのほうが上かもしれません。
しかし、守備範囲の広さや将来性、年収などではRubyに軍配が上がるでしょう。
javaは初心者にはおすすめしないと書きましたが、エンジニアなら一度は触れておくべき言語です。
javaは初心者にはハードルが高いですが、理想的な学習環境が整ったスクールなら高いハードルも超えられるかもしれません。
また、就職希望の会社がjavaメインだったら学習するしかないです。
まとめると、プログラマー未経験者が転職する前にスクールで学ぶべき言語は、人によって異なるということになります。
この記事などを参考にして自分に合った言語を考えてみてください。